「悪いのは会社ではない」スタンス
本件の論点は、会社が組織として違法行為や不適切な行為を主導したわけではなく、あくまで「社員個人が犯行に及んだ」という点です。企業には使用者責任があるとはいえ、6000人を超える社員すべての行動を管理するのは不可能に近いでしょう。
しかし深刻なのは、不適切行為に及んだ社員は、会社のリソースである顧客名簿を悪用していた点にあります。継続して取引を続けている顧客に対して、自社の保険商品ではなく、他社の金融商品や投資話を持ち掛けていたことは大きな問題です。
顧客情報はどんな会社でも社外秘が当たり前ですが、富裕層を多く抱える同社の顧客リストは極めて高い価値を持っています。
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