若い頃はフリーター、縁故入社の会社もすぐ辞めた。そんな柳井氏を育てたのは「仕事」だった──。日本一注目される経営者が語る「希望の人生論」とは。

大切なのは作業を割り当てること

『柳井正の希望を持とう』
――(『柳井正の希望を持とう』のなかで)私がいちばん感銘を受けたのはユニクロの商品についての個所です。私も含めて、世の中のほとんどは、ユニクロの商品はファストファッションの範疇にあるものと勘違いしていました。ですが、柳井さんが考えたユニクロの商品とは、「洋服業界の常識」を打ち破ったものなんですね。

【柳井】少なくとも、ユニクロの商品はファストファッションとはまったく違うものだとわかってもらえたのではないでしょうか。