プライベート■仕事と同じ本気度で、人と運を味方につける

仕事も遊びも本気度が違う

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趣味

ヘッドハンター10人によると、役員に昇りつめる人たちには、仕事以外にも意外な共通点があるという。

特にIT系ベンチャーのトップでは、「トライアスロン」などの鉄人競技にはまっている人もいるよう。

「“鉄人”までいかなくても“マラソン”をする人は多い」(丸尾さん)。平日、皇居周辺を走り込んでいるトップも多いそう。が、大手企業の役員の「趣味」も中途半端ではない。

「文化的な趣味が多い。歌舞伎、映画などの専門領域でも1冊、2冊本を書けるほどの知識がある」(森さん)、「ゴルフを語らせたら右に出る者がいない。仕事も遊びも本気度が違う」(岩屋さん)と語るほど、1つの趣味を極めている人が多いよう。

彼らの多くが24時間365日仕事に没頭した経験を持つ。ステージが上がるにつれ「ワーク・ライフ・バランス」にシフトしてきたのだ。

「仕事が趣味」と言っているうちは、ただのプレーヤー止まり。一流のマネジャーを目指すなら、趣味も極めなければならないのである。