“5000円の原稿”が道を切り拓いた

3人目の出産前後、夫の転勤で東京へ戻ることになりました。そんなとき出会ったのがFP向けの養成講座です。修了すればFPの資格を仕事にできる力が身につくというもので、子どもを育てながらの受講に不安を抱えながらも、主人や義両親の協力もあり、受講することを決意しました。受講後に、講座を開催していたFP会社で一緒に仕事をしてみないか、と声をかけてもらうことができました。これが私のFP人生の第一歩となりました。

ソファに腰掛けた母親はタブレット端末を使用して仕事中、父親は赤ちゃんの面倒を見ている
写真=iStock.com/Satoshi-K
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とはいえ、やはり経験もなく、赤ちゃんもいます。そこで、試しにコラムを書いてみないか、添削や指導もするからと、コラム執筆のお仕事をいただきました。それまでずっと自己流で試行錯誤しながら編み出した「通信費の見直し」についてのコラムを執筆してみることにしました。原稿料は1本5000円です。正直、書籍も買い、調査に何十時間もかけていたので、正直、時給にしたら完全に赤字。

でも、その1本を全力で書くことにしました。書き上げたコラムは予想以上に評価され、その後も毎月節約コラムを執筆することになりました。そもそも私は作文など文章を書くのは大の苦手でした。自分が書くことを仕事にするなんて思ってもみませんでしたが、人生は本当に面白いものです。今では執筆の依頼が来たらほぼふたつ返事でOKしています。