「千年の都」成立の立役者は日本人ではない

小冊子を読んで興味を持ったのが、秦河勝はたのかわかつという人物である。調べてみると、彼は京都と深いつながりをもった秦氏の有力者だった。京都と秦氏の関係を考えてみよう。

秦河勝
秦河勝(写真=菊池容斎画/PD-Japan/Wikimedia Commons

794年に桓武天皇が平安京の造営を始めてから1869年に東京遷都が行われるまで、京都は1000年以上にわたって日本の都であり続けた。

たとえ、政治の中心が鎌倉や江戸であったとしても、京都は歴然と日本の都だったし、今は伝統と歴史を誇る古都として世界中から多くの観光客を集めている。