成績優秀な姉と「問題児」の弟

「テレビの前でものを食べないの」、「テーブルに肘をついたらいけません」、「ケチャップのボトルをテーブルに持ってきたらだめでしょう」(調味料を出すときは、小さなお皿と小さなスプーンを使わなければいけない)。母にとっては、こうしたささいなことが秩序だった生活の基本だった。

ボウル、皿、グラス、銀食器がセットされたダイニングテーブル
写真=iStock.com/Tom Windeknecht
※写真はイメージです

1962年、1年生から2年生にかけての僕は、姉のクリスティといっしょに短い坂をのぼってビュー・リッジ小学校まで歩いた。学校ではクリスティがすでに先例をつくっていて、先生たちはその型のとおりに僕も振る舞うものだと思っていた。

クリスティはルールを守る。車に乗っているときは後部座席からスピードメーターを見ていて、制限速度を超えるたびに父に知らせる。学校では慎重で、先生には扱いやすく、宿題を期限どおりに終わらせて、何より成績優秀だった。