古田は「会いたい」と要望したわけではない

現場で取材していた加藤は、渡辺への質問の前提となる事実関係には誤りが含まれていたとする一方で、それを差し置いても渡辺の発言自体は問題だったと指摘する。

「当日は名古屋で中日・ヤクルト戦があり、選手会長の古田さんも名古屋にいました。渡辺さんを待っている間に、名古屋で取材している同僚からの電話報告で古田選手の発言について聞いていました。古田さんは渡辺さんに会いたいかと聞かれて『会いたいが、会ってくれないのでは』と述べたという報告でした。自分から会いたいと要望したわけではありません。

それなのに他社記者が渡辺さんに『古田選手がオーナーに会いたいと言っているが』と単刀直入に質問したので驚きました。発言後、再度名古屋にいた記者にニュアンスを確認しました。そして担当デスクへの報告で、質問の前提が違うので、渡辺さんの発言は全部載せないとまずいと伝えました。