「お米券」の使いにくさがわかるか
国が直接お米券を配るのではなく、自治体に配布させ、国がその費用を重点支援交付金という交付金でサポートする仕組みにすると言っているが、政策の本質は変わらない。農水省が実施するのではなく、自治体に交付させるので、自治体職員の業務は加重される。
より大きな問題は、お米券の受給者への配慮が全くないということである。JA全中の指摘する通り対象者を限定する必要がある。そうしなければ、財政負担が膨大になるからである。常識的に考えれば、対象者は所得が一定以下の貧困家庭に限定される。
この人たちは、コメを買うときにスーパー等のレジでお米券を店員に渡さなければならない。これで、店員だけでなく、周りにいる買い物客にまで、自らが貧困家庭であることが明らかになる。「あの家庭はお米券を使っているのよ」とひそひそ話をされる。
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