鉄道の会社から「時間の会社」へ

「勇翔2034」はまた、“安全”の定義を進化させたビジョンでもある。安全を経営のトッププライオリティとして堅持しながら、“究極の安全”から“お客さま視点の安心”へという方向性を打ち出した。

それは、物理的リスクを下げるだけでなく、心理的・時間的な安心を提供する経営への転換である。安全を守るだけでなく、安心を感じさせる――ここに、JR東日本の新しい使命がある。つまり、“安全の上に、安心と感動を積み重ねる”という発想だ。

「安全」は条件であり、「安心」は体験であり、「感動」は成果である。その三層を統合的に設計することが、JR東日本の“時間の経営”である。