宿敵・毛利輝元すら感服した「丁寧すぎる接待」

天正16(1588)年7月22日、毛利輝元の一行は秀吉に対面するため上京している。秀吉と顔を合わせたのは24日の聚楽第。その翌日には、輝元も清華家に加えられたのだが、その接待役を務めたのが秀長だった。

7月晦日に秀長の招待で宿所に出向いた輝元は、そこで秀吉や残る清華家大名と対面している。そして秋ごろに大坂経由で中国地方に帰る途中、輝元一行は大和郡山にて秀長の接待を受けていた。