若い医師ほど誤解が少ない

一方で、医学教育の賜物なのか分かりませんが、治すだけでなく、治らない患者にどう関わればよいか、ということに興味を持つ若い医師が増えていると実感しています。

私の病院でも、決して緩和ケアを専門にしたいわけではないけれど、必要なスキルだからと、苦痛緩和のための薬や患者・家族との関わり方について学びたいと希望する研修医が増えています。彼らは訪問診療にも同行し、在宅医療の雰囲気を感じてくれています。

ミニチュアハウスと聴診器
写真=iStock.com/key05
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なるほど、研修医の方がよく分かっているな、と思うのです。緩和ケアを自分でもやりたい、やらなければならないと、必要性を理解してくれているのです。