「未婚の女性皇族」が当主という異例

三笠宮家は、当主だった崇仁親王が亡くなられた後は、前例どおり百合子妃が当主になられた。その百合子妃も昨年11月に亡くなられ、その後は当主が不在の状態だった。

このたび、ご長女の彬子殿下が“未婚の女性皇族”として、宮家の当主になられた。これは、江戸時代に仁孝天皇の皇女・淑子すみこ内親王が1863年、長く当主不在だった「桂宮家」の当主になられて以来、162年ぶりの出来事だ(桂宮家は淑子内親王の代までで廃絶)。