非難の声も「実際食べてほしい」

ところが、この価格設定が「高すぎる」と批判を浴びた。概して高額な「万博グルメ」のなかでも、500円前後の「えきそば」と比較されがちなこともあり、ことあるごとに批判の対象となりやすかったのだ。週刊誌やネット媒体ですら、「庶民感覚がない」などと書き立て、「こんなん地元やと1000円で食べられる」などと、いち事業者に見当違いの意見を発信してきた。

まねき食品・竹田典高社長はもとより、こういった声に対して「現地で食べてから判断してほしい」と意見を発信していた。結果から言うと、5月・6月と万博会期が過ぎるにつれて「究極のえきそば」の批判は急速にやわらいだ。「MANEKI FUTURE STUDIO」は週末を中心に行列が絶えず、最後まで多くの人々で賑わっていたという。