「みんながやっているから」で投資をしない

投資に関連して、私が気になるのは、どうも日本人は「流行りもの」に弱いということです。米国株が儲かると聞けば一斉に買い、国がNISAの一大キャンペーンを張ればすぐに流される。

ちゃんと自分で考えたうえでならいいのですが、「なんか皆がやっているから大丈夫、そして流行っているみたいだから」という理由だけなら、非常に危険です。私がやや敏感に反応するのは、戦後の記憶を鮮明に受け継いでいる世代だからかもしれません。日本が戦争に負けた後、昭和26年頃までに何が起きたか。

それまでさんざん「お国のために」と大勢が買った国債が全部紙切れになったそうです。私はまだ小さな子どもでしたが、それまで1円で大きな飴玉が2つ買えたのが、あれよあれよという間に、10円で4つしか買えなくなった。20個買えたはずが、たった4つです。