英国王の訳あり退位に「中々困難なり」
当時英国王だったエドワード八世は米国人ウォリス・シンプソン夫人との結婚を望んだ。しかし英国教会は離婚歴のある女性との結婚を認めなかった。エドワード八世は退位を表明し、夫人との結婚を選んだ。弟のジョージ六世が国王につくという前代未聞の事態となった。
「実録」によると12月11日、天皇は百武が入手した英国王退位に関する駐英大使の電報を見て、その内容について、式部職と連絡して処理するよう百武に命じた、とある。
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