今の社会は、スマホやタブレット、コンピュータなどのデジタル機器なしでは成り立たない。
現代人が、仕事や生活でデジタル機器を使っていると、知らず知らずのうちに心身に疲れがたまってしまう。知り合いの編集者も、先日、美容院でヘッドマッサージをしてもらったところ、頭がすごく凝っていると言われたそうである。
私自身も、毎日何時間もデジタル生活をしている。「スクリーンタイム」はとても長い。そんななか、「デジタル疲れ」をためないための対策は十分にとっているつもりだ。「デジタル疲れから心身を守る方法」には、誰でも関心があるのではないだろうか。私が普段、デジタル機器の使いすぎからくるストレスやダメージを解消するために実践していることを、ご紹介したいと思う。
なぜデジタル疲れが生じるのか?
大きく分けて、2つの要因がある。第1に、脳の使い方の偏りである。第2に、体の使い方の偏りである。この2つの「偏り」をケアすることで、デジタル疲れは解消できる。
第1の脳の使い方の偏りであるが、スマホやコンピュータなどの機器を用いていると、脳の視覚野や聴覚野などの働きが、どうしても狭い範囲の「情報」に集中して、五感を用いて周囲の様子を受けとめるといった脳本来の使い方ができなくなってしまう。これが、デジタル疲れの根本原因である。
脳の疲労を回復させるためには、脳をまんべんなく使うのがよい。脳の神経細胞は、どんなときも活動を続けている。活動を低下させるのではなく、異なるモードで脳を使うことは、いわば「マッサージ」をするようなもの。結果としてデジタル疲労が解消されて脳が健やかになるのである。
デジタル機器を使っているときとは異なるモードで脳を使うためには、例えば、屋外を散歩するのがよい。その際、イヤホンで音楽を聴いたり、歩きスマホをしたりすると脳の使い方がそれまでと変わらなくなってしまうから、ぼんやりと周囲の景色を楽しみながら歩くのがオススメである。
周囲の「今、ここ」に没入することを、「マインドフルネス」と呼ぶ。デジタル疲れを解消するには、マインドフルネスを実践するのがよい。本格的なやり方としては、瞑想やヨガなどがあるが、ゆったりと散歩をするだけでも効果がある。
私の場合、デスクワークで疲れがたまってきたなと思ったら、例えば近くのコンビニに行くことにしている。往復数分だけでも、十分な気分転換になるから、試していただきたい。
次に、体の使い方の偏りを解消するには、散歩をしたり、より本格的にランニングをする、ジムに行って運動するというのがオススメである。体の動かし方には、脳の偏りの解消法と共通する部分がある。ただ、必ずしもマインドフルネスは気にする必要はない。
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