皇位継承問題で重要な立場となる宿縁

そして麻生氏の妹が、9月30日に創設された「三笠宮寬仁親王妃家」初代当主となった信子妃である。信子妃は、寬仁親王に見込まれ、わずか16歳で結婚を申し込まれた。寬仁親王はその時点で26歳だった。信子妃が高校生だったこともあり、実際に結婚したのはその8年後のことだった。

寬仁親王と信子妃との間には彬子女王と瑶子女王が生まれた。したがって、麻生氏は両女王の伯父にあたる。現在の政治家の中で、皇室とこれだけ密接な関係を持っている人物は麻生氏以外にはいない。

麻生太郎氏の実妹であり、新たに創設された「三笠宮寬仁親王妃家」初代当主となった信子妃
麻生太郎氏の実妹であり、新たに創設された「三笠宮寬仁親王妃家」初代当主となった信子妃(2017年撮影)(写真=防衛省/CC-BY-4.0/Wikimedia Commons

そこにこそ、皇位継承の安定化の協議において、麻生氏が決定的に重要な役割を果たしてきた原因がある。麻生氏を皇室の代弁者としてとらえていいのかには議論もあるだろうが、麻生氏の家系を考えれば、他の人間がその役割を担うのは難しい。