「人助けをしてあげたい」という心理を悪用

その後、老人ホームの業者から「あなたの名前で申し込みがあったが、本人確認をしたら別人であることがわかりました。これは名義貸しという犯罪行為になりますので、訴えさせてもらいます」などといいがかりをつけられます。そして、偽の弁護士なども登場し、示談金などの名目で金銭を要求されて、多額のお金をだまし取られてしまうのです。

この手口では「人助けをしてあげたい」という心理を悪用し、同意の言葉を引き出しています。このように、詐欺グループは、自ら動きたくなる気持ちをつくり出し、うなずかせることが得意なのです。