70歳前後から“隠遁生活”に入ってしまうリスク

とくに、前頭葉の老化が一気に進んでしまいます。前頭葉は、創造性や他者への共感、想定外のことに対処するといった機能を持つ部分です。

ここが老化していくと、何事にも意欲がなくなり、活動することが億劫になって、運動機能の低下と脳の老化にさらに拍車がかかります。見た目の印象でも、溌剌としたところが失われた、元気のない老人に変貌してしまうのです。

そうならないためにも、退職を迎える前から、これまでの仕事のかわりに次に何をやるのか、準備をしておくことが大切です。退職して、しばらくゆっくりしてから次のことを考えようなどと思っていると、いつの間にか、ダラダラと過ごす生活に流されて、それが習慣になってしまうこともあります。