若手医師の美容外科への人材流出

もっとも、こうした地域格差以上に厚生労働省が現在危惧しているのは、診療科による偏在です。

2010年代以降、医学部を卒業し、初期臨床研修を終えた若手医師が専門研修に進まずに、美容外科をはじめとする自由診療に集中(「直美ちょくび」といわれます)する一方、内科や小児科など、保険診療を主体とする診療科には進みたがらない傾向が加速したのです。

日本医師会の関連組織「日本医師会総合政策研究機構」が2022年5月に公表したレポートには、すでに次のようなことが書かれています。