「ちょっと、お父さんが厳しく叱ってくださいよ!」妻からの突然の指令。さて、どう叱る? 子どもの心に染みる叱り方、できますか?

これからの世の中、子どもが40歳過ぎても結婚もせず、定職にも就かずにいつまでも扶養家族でいるという状況はますます増えるだろうと、明治大学文学部教授であり、教育カウンセラーでもある諸富祥彦さんは見ている。決して他人事ではない。生きていく力は小さい頃からコツコツと育てていかなくては、いざ就活だ、やれ婚活だと焦って始めてもうまくいくわけがない。

子どもの生きていく力を育てることこそ子育てであり、その力をつけるために叱るはずなのだ。

「父親がガツンと叱るというのは母親の都合に合わせた役割期待です。母親の手に負えないから父親というのもありなのですが、父親の役割がそれだけというのはイメージが貧困ではないでしょうか。父親の教育上の役割をきちんと夫婦で話し合うことが必要です。夫婦のコミュニケーションがうまくいっていれば子どもは育つのです」