“ネット”と“足場”が侵入を容易にする

プロの空き巣が大規模修繕時のマンションを見たら、どう思うだろうか。マンション全体を覆うネット、その内部には作業のために組まれた足場。ネットが外部からの視線を遮断してくれるうえに、侵入に最適な「足場」まであるのだ。マンション全体が「入りやすく見えにくい場所」になっている。

階数が高い部屋の住民は、「この高さなら容易に侵入できないだろう」と高を括って、外出や就寝時に窓を開けたままのことが多いと聞くが、大規模修繕の期間は意識を変えなくてはいけない。これを機に補助錠を追加し、入念な戸締りを習慣化してほしい。

大規模修繕工事中の集合住宅
写真=iStock.com/jyapa
※写真はイメージです

分譲マンションは管理人が常駐している物件が多く、管理人室はオートロックで開閉する自動ドアの手前、来訪者が押すインターホンと同じ空間にある。この位置関係は、管理人が内部と外部を隔てる「敷居」的な存在であることを象徴している。