日本でも溢れる「成功=学歴ではない」の声

ちなみに「イギリスでも」と言いましたが、こうした、「学歴なんて……」の内面に迫る研究の国内版も充実しています。こうした学歴をはじめとする能力主義的序列づけと距離のあるコミュニティにおける文化研究というのはあちこちでされています。『暴走族のエスノグラフィー』は言わずと知れた名著ですし、2024年に逝去された打越正行氏の『ヤンキーと地元』も代表的です。そのほかにも「学校で踊る若者は『不良』か? ストリートダンスはどのようにして学校文化に定着したか」や、『搾取される若者たち バイク便ライダーは見た!』などもご存じかもしれません。

と、少し細部に入りましたが、要するに