温泉街に現れた生家跡

野中に軽自動車の助手席に乗車してもらい、鈴木修の生家跡に案内してもらう。町内の狭い道を低速で登っていくと、数分で着いた。やや急峻な丘陵地を登り切った平地にあり、現在は更地になっている。家屋はもうない。立ち入り禁止を示す黄色と黒のバーが、両端に設えた二つの赤いコーンで支えられていた。

生家跡から十数メートルほど、細い坂道を徒歩で下った右側に、松田家の墓所がある。広さは150平米ほどだろうか。中央には、まだ新しい墓石の「松田家代々の墓」が建てられ、美しい花がこの日も左右に手向けられていた。関係者によって手厚く管理されていることを、連想させる。