90分の見学コースでは、まずビデオや実際の部品等を見ながら、航空機について学んでいく。その座学の後は、パイロット、整備士のコスチュームを着て記念撮影ができる。
そのあと、格納庫へ行き、航空機の実際の整備の様子を間近で見る。普段なかなか見ることのできない航空業界の舞台裏に、「飛行機に携わる仕事がしたい」という希望を子どもが持つことになるかもしれない。元・東洋経済編集長でジャーナリストの原英次郎氏も見学コースを歩き「もういい年をした私でも、ボーイング777機を間近で見ると、不思議と血が騒ぐ(笑)」と太鼓判を押す。老若男女を問わない工場見学といえる。
余談であるが、売店で大人気のカップ麺「うどんですかい」を購入することができる。「日本航空のタイ人CAが、自分が食べるようにと作って、社内で評判になったレシピがあります。タバスコを10~20振りし、レモンを搾るとトムヤンクン風に早変わりするんです」(日本航空社員)という。まさにお腹もいっぱい、夢いっぱいといった様子だ。