心の底に眠る思いを解消してくれる家を

鉄則その5
自分なりの、判断基準を持つ→選択疲れから抜け出そう

家づくりは、迷いの連続です。

げげ『後悔しない家づくりのすべて』(サンクチュアリ出版)

思いの外選ぶべきことが多く、度重なる打ち合わせに疲れて「もう何が正しいかわからない……」と、「選択疲れ」を起こす人も少なくありません。

そんな大変さを軽減するには、あらかじめ自分なりの判断基準を持っておくことが大切です。判断基準があれば、それに基づいて迷わず判断できる項目が増え、自信を持って前に進んでいけます。

自分なりの判断基準の土台となるのは、「どんな暮らしがほしいのか」。そこがすべての始まりです。

ほしい暮らしを掘り下げると、自らの原体験に行きつくかもしれません。小さな頃、自然豊かな場所で育ったから、広い庭があるといい。実家が古く、冬はいつも寒かったので、あたたかな家で生活したい。

そうして自らの過去に寄り添い、心の底に眠る思いを解消してくれる家ができれば、必ず幸せに暮らせます。

よそと比較するより、自分と向き合ってほしい暮らしを導くことで、自らが大切にすべき家づくりの軸が見えてくるでしょう。

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