我慢強さと勉強がカギ誰でも株で成功できる

株を本格的に研究すれば、平均点以上の運用成績が挙げられると説明しましたが、ご参考までに、私の勉強法をご紹介することにしましょう。

まず新聞や雑誌、TVは毎日チェックして、経済動向はリアルタイムに把握しておきましょう。加えて、『日経マネー』『ダイヤモンドZAi』『会社四季報』といった、株投資関連の主要な媒体もおすすめです。株や企業研究で役立つ分析ツールが、マネックス証券が提供している「銘柄スカウター」。上場企業の直近10年間以上の業績データや、企業のおおまかなプロフィール、経営状況、最近の動向もわかるので便利です。

また、株投資には自分なりの哲学や理論を持つべきなので、著名な投資家や経済評論家の本も、読んでみるといいでしょう。とてもためになります。私の場合、竹田和平氏、ウォーレン・バフェット氏、ロバート・キヨサキ氏などの著書に感銘を受けました。

私の経験から言えば、株を勉強したうえで、投資の「マイルール」を作り、それを我慢強く実践できる人が、個人投資家として成功しています。それができない人は、個別株の投資よりも、インデックスファンドなどに資金を預けたほうが無難です。株は上がったり、下がったりするのが当然で、一喜一憂していては切りがありません。最近でも、バブル期を上回るほどの株価の乱高下がありましたが、そうした荒れた相場でも自分を見失わないことが肝心。相場の動向には、ある意味で“鈍感”になって、投資方針をコロコロ変えたりせず、一度決めたルールを守ること。それが、長い目で見れば、資産形成の早道と言えるでしょう。