万一の時に心を鎮めてくれる“お守り”
そうはいっても、不安で仕方ないという人もいるかもしれません。だからこそ、投資をしているときには“お守り”として、当座の生活資金をキャッシュで持っておくことが必要なのです。目安は、生活費の7.5カ月分。
加えて、例えば3年以内に子どもの進学を控えている、住宅を買う、といった予定があるなら、その資金もキャッシュとして銀行口座に入れておいたほうがいいでしょう。手元にキャッシュがないからと投資資金を現金化しようとすると、相場が下がっているときに売らざるをえないこともあり、損するリスクもあるからです。
投資に軸足を乗せすぎた生活をしていると、相場が大きく下がった時に「生活費が足りない!」「○○のお金を払えない!」などと困ることになりかねません。普段からどんな相場になってもいいように、家計を引き締め、投資は「長期・つみたて・分散」というスタンスを守り通したいですね。今回の急落は、投資初心者にとって自分の投資スタイルを見つめ直すいいクスリになったのではないでしょうか。