実践! 電気代・ガス代節約術

脱炭素社会を推進する流れを考えると今後も値上げは続くことでしょう。世界情勢や円安の影響による値上げもありえると思います。ですが、電気やガスは生活に欠かせないものです。大家族のわが家では、家電は必需品で、電気を使わない生活はできません。また、人数が多いのでお湯を沸かすためのガス代も一般家庭よりも多くかかります。そこで行っているのは無駄な電気、ガスを使わない工夫です。必要な電気・ガスは使いますが、無駄な使い方をしないことで、節約をしています。

効率よく節約をするには電気使用量の多いものから削減していくと効果的です。家電の電気使用量ランキング上位から一つずつ誰でもできる簡単節約術をご紹介します。東京都における家庭部門のエネルギー消費量の用途別割合によると電気使用量ランキングの1位は冷蔵庫、2位は照明器具、3位はテレビ、4位はエアコンとなっています。

冷蔵庫
放熱効率を上げることで、電気代を下げることができる。壁から離して設置することで、放熱効率を上げることができる(筆者撮影)

わが家の冷蔵庫は側面を触ると熱を持っているので、側面から放熱していることがわかります。放熱効率を上げるために冷蔵庫は壁から離して設置しています。放熱効率を上げることで電気代を下げることができます。省エネルギーセンターによると年間45.08kWh削減でき、約1350円の節約になります。(1kWhあたり30円00銭の場合)冷蔵庫によって上部、背部、側面から放熱しているので、お手持ちの冷蔵庫の放熱場所を確認して、放熱効率が上がるように設置しましょう。

冷蔵庫の開け閉め回数を減らす、開ける時間を短くする、詰め込みすぎない、なども効果的ですが、自分の癖を変えるのは大変ですし、ストレスが溜まります。設置の工夫だけなら簡単だと思うのでやってみてください。