(前編から続く)

コスパを高めるマンションの部屋選び

外気との接触面積が小さいほど光熱費で得するのは、集合住宅でも同じことです。

青空とアパート
写真=iStock.com/Sean_Kuma
※写真はイメージです

ワンフロアに3戸が横に並んだ、5階建ての板状マンションで考えてみましょう。1階の中部屋をエントランスとします。

部屋の広さや間取りが均一だとすると、分譲価格がもっとも高くなるのは、もっとも眺望がいい「最上階・角部屋」です。

しかし、「最上階・角部屋」は6面中4面が外気に触れていて、熱損失が大きい。こういった部屋は、冬は寒さに、夏は暑さに晒されることになります。

「1階・角部屋」もエントランスの空間を含めると4面で外気に触れるので、オススメできません。

「最上階・中部屋」「中間階・角部屋」「2階・中部屋」が3面で外気に接する一方で、「中間階・中部屋」は2面です。つまりもっとも温熱環境がよくて光熱費を節約できるのは「中間階・中部屋」になります。

集合住宅は「中間階・中部屋」がオススメな理由

一般的にマンションは、北側に玄関、南側にリビングのある縦長の間取りで、上下と左右(東西)に比べて南北の面積が小さい。外に接する面が小さいので余計に熱損失が小さくなります。

南向きマンションの場合、バルコニーが付いているかどうかも要チェックです。

夏は日の高い時間帯は上の階のバルコニーが庇の役割を果たして遮熱してくれますし、冬は日射角度が低いのでバルコニーがあっても日が差し込みます。