健康サプリで死者が出るという矛盾

間違い1 サプリは健康にいい

社会を震撼させた「紅麹コレステヘルプ事件」は、皆さんの記憶にも新しいことでしょう。紅麹コレステヘルプは、家庭用医薬品や生活用品などで知られる小林製薬のサプリメントで、常用していた人の腎機能障害などの健康被害報告が相次いだのです。

厚生労働省の発表によれば、2024年4月23日時点で延べ252人が入院し、紅麹コレステヘルプが原因と疑われる死亡例も、5件発生しているようです。小林製薬が、紅麹コレステヘルプを含む5製品の自主回収を余儀なくされたほか、同社から紅麹成分を供給された食品メーカーが調査に追われるなど、日本中が混乱に陥りました。

小林製薬「紅麹コレステヘルプ」
小林製薬「紅麹コレステヘルプ」は死者をも出す、健康被害をもたらした。

問題となった紅麹とは、中国酒の「紅酒」や沖縄県の特産品「豆腐よう」の製造、食品の「赤い色素」などに使われている「麹」の一種。成分には、脳梗塞や心筋梗塞のリスクを高める「LDL(悪玉)コレステロール」を、減らす効果があるとされています。紅麹コレステヘルプは、その成分を含んでいるため、「コレステロールの低減が期待できる」とうたっていたわけです。