定位置管理がされない「2つの理由」
定位置に置かれていない場合、2つのケースが考えられます。1つ目は、「定位置があるけれど、定位置に置かなかった(置けなかった)ケース」。2つ目は、「そもそも定位置が決まっていなかったケース」。
1 定位置はあるが置いていない→定位置を再検討しよう
1つ目のケースについては、定位置があるにも関わらず、定位置に置かれなかったモノがどこに置かれたのかを確認しましょう。大切なのは、「どうしてそうなってしまったのか」を分析すること。
一番多い理由として考えられるのが、そもそも生活動線の流れに沿った場所に定位置がなかった、ということです。それなら、生活動線に沿って、戻しやすい場所はどこなのかを設定し直せばよいでしょう。他にも、例えば、「収納スペースはあっても、置くモノとサイズが合っていない」、「収納スペースが使う人の使いやすい高さにない」、この2つも定位置が条件に合っていない理由としてよく挙がります。
原因がわかったら、どのように対応したら解決できるのかを解決するまで徹底的に考えることが大切です。それこそ、トライアンドエラーあるのみ!
2 そもそも定位置がない→定位置を決めよう
2つ目のケースも、方法としては同じ。そもそも定位置が決まっていないのですから、生活動線、または家事動線に沿って、戻しやすい場所に定位置を新たに作ればよいということになります。
帰宅後から寝るまでの持ちモノの定位置を決められたら、今度は、朝起きてから、外出するまでの動きもチェックします。
外出に持って行きたいモノに定位置があるかどうか、その場所が定位置に相応しいのかどうかを、一つ一つ検証していきましょう。生活動線に沿って行動できるような仕組みを作ることが、片づけを習慣化するための第一歩になります。