パーソナライズを避ける方法

パーソナライズを避けるためにしておきたいのは、Chromeの「シークレットモード」やSafariの「プライベートモード」での検索です。これらを使用すると、検索結果は個人のアカウントと紐付けられず、パーソナライズされていない結果を知ることができます。ただ、位置情報など一部の情報は利用されるので、注意が必要です。

また、「Googleアカウントを管理」の中の「データとプライバシー」からも、検索履歴や位置情報などGoogleにどのような情報の収集を許可するかコントロールできます。

Googleはアカウント登録時のユーザーの情報に加え、ログイン時の行動履歴からそのユーザーがどんな人物であるかを推測しています。Googleアカウントから「プライバシーの管理」を見ると、過去のオンラインアクティビティを簡単に思い出せるようにするため、トピック、日付、サービスごとに検索できるツールが用意されています。

Googleはこのような個人の行動履歴を通して、ユーザーがどんな人物であるかを推測しています。年齢、性別、言語、年収、健康状態、企業規模、持ち家か賃貸か、両親と住んでいるかなど。もちろん完璧に特定できるものではありませんが、さまざまに分析されています。これらも上記同様にオン、オフを選ぶことができます。

写真=iStock.com/Yauhen Akulich
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IPアドレスが探知できないアクセス方法

それでも不安な人は、「Brave※1」というブラウザの「プライベートWindow」という機能を使いましょう。閲覧履歴、フォームデータ、Cookie、サイトデータが保存されないようになっています。

さらにBraveの「プライベートWindow with Tor」という機能もあります。

これはウェブサイトに直接接続せず、別のコンピューターを経由してウェブサイトを訪問する仕組みです。アメリカ海軍が開発した技術がベースになっており、IPアドレスを含めまったく探知できないようにすることも可能です。

※1:Brave(https://brave.com/ja/