仕事で成果を上げるにはどうしたらいいか。ウェブ解析コンサルタントの江尻俊章さんは「あらゆる仕事の価値は、情報の質と量で決まる。世界中のウェブサイトの55%は英語コンテンツで、日本語のコンテンツはわずか3.7%。翻訳ツールを使えば簡単に英語コンテンツをアクセスできるので、使わない手はない」という――。

※本稿は、江尻俊章『ずるい検索 賢い人は、「調べ方」で差を付ける』(クロスメディア・パブリッシング)の一部を再編集したものです。

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写真=iStock.com/Rawpixel
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日本語のコンテンツは全体のわずか3.7%

情報の集め方ひとつで、手に入る情報は大きく変わります。そして、現代ではあらゆる仕事において「情報」の質と量が仕事の価値を決めます。

顧客について調べるときも、新しいサービスを開発するときも、集客の方法を知りたいときも、私たちの仕事のすべては「情報」でできていると言っても過言ではないでしょう。

調査サービスW3Techsによると、世界中のウェブサイトのうち、英語のコンテンツは55.0%。日本語のコンテンツは3.7%で6位です(2023年5月23日現在)。日本語に比べて、英語は約15倍のコンテンツがあるわけです。

人口比率を考えると日本も頑張っていますが、やはり英語圏のほうが情報量は圧倒的に多い。当然、高機能なものや低価格なもの、使いやすいものがたくさんあります。

そして、この20年で言語のハードルは大きく下がりました。翻訳系のサービスやソリューションは多岐にわたり、低価格(多くは無料)かつ高機能です。

この状況で日本語のコンテンツしか読まないのは、情報弱者だと言えるのではないでしょうか。英語に苦手意識のある人も多いと思いますが、英語のコンテンツを利用できるだけで、集めることのできる情報は格段に膨らみます。