SEOの影響を受けずに検索する
ネット検索で知りたい情報が見つかりづらい理由のひとつに、SEOがあります。よく聞く言葉ですが、イメージしづらい人も多いのではないでしょうか。ネットでの情報収集には欠かせない知識なので、覚えておきましょう。
先述したように、Googleは「ユーザーが必要としているであろう」結果を上位表示します。そこには一定のルールがあり、企業としてはそのルールに沿って上位表示させることができれば、プロモーションなどに役立ちます。そうした対策のことを、一般的に「SEO(検索エンジン最適化)」と言います。
ただし、多くの企業や個人がSEOに取り組む結果、検索する人にとっては自分が意図していないサイトが上位表示されてしまうことがあります。例えば人材紹介や美容業など、ネットでの集客が重要な業界は特にSEOに力を入れているため、本当に欲しい情報が手に入りづらくなっています。
SEOの種類を知っておこう
ひと口にSEOと言っても、いろいろな種類があります。
ネガティブSEO
特定のウェブサイトの表示順位を故意に下げさせます。競合の順位を下げることに使われることが多い手法です。
逆SEO
自社にとって批判的なウェブサイトや、ネガティブな印象を与えるニュースなどの表示順位を下げるために行われます。より上位表示されるウェブサイトやコンテンツを作り、相対的にほかの記事の表示順位を下げさせます。
サジェストSEO
検索ワードの入力中に表示される検索候補を、「サジェスト」と言います。サジェストは基本的によく検索されているキーワードが表示されるもので、企業にとってネガティブな事件や問題があると、そのワードが反映されることがあります。
こうした場合に作為的にサジェストを操作する手法のことを「サジェストSEO」と言います。多くの場合サジェストが虫眼鏡マークと一緒に表示されることから、「虫眼鏡SEO」とも呼ばれます。