違和感があったらイケズを言われている可能性がある
どれもやさしい語り口ですが、二度と言ってこられない理由づけがはっきりとされており、「食い下がってこられるスキをつくるものか」という明確な意志を感じるしなやかな強さのあるお答えではないかと思います。
クズ男、ダメ女に付け入られないよう、この例を参考に工夫してエレガントに撃退していきましょう。
レッスン上級 相手のイケズを正しく読み取る
イケズは見抜かなくてもいいんですよ、見抜けない人は見抜けない人として扱いますから、と京都人たちは言います。けれどもやはり、できれば、恥ずかしい思いは、しなくて済むならしたくはないもの。そこで、京都人に、イケズを見抜くポイントについて、うかがってみました。
にこやかに「いやぁ、うれしいわぁ」と言われているのに何か引っかかる。その違和感をうまくキャッチすることに尽きるそうです。もし「あれっ?」と少しでも思うのなら、それは、イケズかもしれないですね……とのこと。
皆さんはどれだけキャッチできるでしょうか。違和感をうまくとらえるためのポイントについて、お聞きしたことを次にまとめてみました。
イケズを見抜く「3つの違和感ポイント」
違和感ポイント1 タイミングがおかしい
しばらく会話をしたあとに、急に「お若いですね」など文脈にない褒め言葉が出てくるとき。
違和感ポイント2 表情がおかしい
口角を上げて、穏やかにほほ笑みながら話している。どことなく、本気っぽさを感じない。にこやかな表情で、やわらかに言われる。ものすごくおもしろい、と言っているのに、顔はそこそこのおもしろさだと思っているような、言葉とのズレがあるとき。
違和感ポイント3 言い方がおかしい
褒める言葉をたくさん使うのに、肝心の、一番フォーカスしてほしいところには触れない。そこはスルーされてしまう。すてきねえ、かわいいわねえと言うのに、仕事ぶりについては一切触れないなど。
基本的にイケズを言うときは、ほぼ口角が上がり、ほほ笑んでいるといわれます。穏やかにほほ笑みながら話すのがイケズの王道。対照的に、本気で喜んだり、褒める場合は、ぐっと表情が豊かになるそうです。「いやぁ」とか「まぁ」とは言わず、「いやー!」「まー!」「えー!」と感嘆符のつくような言い方です。