ついに「最大の功労者」が重い口を開いた

その一人が嵐の櫻井翔だという。慶応義塾大学経済学部卒で父親は元総務省の官僚である。報道番組『news zero』(日テレ系)でキャスターを務めているから当然だろう。だが、カウアン・オカモト氏が出演した5月15日は有働由美子アナに任せっぱなしで、自分は沈黙を続けたのだから、本気なのかどうか分からない。

今一人はKAT-TUNの中丸雄一だという。中丸はデビューした後、24歳から早稲田大学の人間科学部人間環境科学科eスクールで学びなおした勉強家で、ニュース・情報番組の『シューイチ』(日テレ系)のレギュラーを務めている。

だが、中丸も文春の取材には無言を貫いている。

では、ジャニーズ事務所最大の功労者といわれる大物のこの発言はどうか。

大分県日田市で5月20日から開かれるフォーミュラカーのレースをPRするため、歌手の近藤真彦が佐藤知事を表敬した際、かつて自身が所属していたジャニーズ事務所の“性加害”問題について苦言を呈したと、OBS大分放送が報じたのである。

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「本当に言いにくいんだけど、嘘はダメだなって。こうなったら正直に全てをしっかり話さないと、世の中の人が許さないんじゃないかと思うんで。隠しごとなしに、知ってた、知らないじゃなくて、「もう知ってるでしょ」と。隠しごとなしに嘘なしにしっかりと正面をきって正々堂々と話しをしてもらえればなと。じゃないとみなさん納得しない人多いんじゃない」(OBS大分放送 5/19 18:16配信)

社名を変更する可能性も取り沙汰されているが…

近藤がはっきり、「ジュリー社長は知っている。嘘はダメ」といったことの意味は極めて大きい。

では、メリー喜多川社長(当時)が娘のジュリーと結婚させ、将来は事務所の社長にしたいと考えていたといわれる東山紀之(56)のこの発言はどうか。

東山は21日、メインキャスターを務める『サンデーLIVE‼』(テレビ朝日系)に生出演し、喜多川問題について言及した。

「所属タレントが問題について話すのは初めて。スーツ姿で眼鏡をかけた沈痛な表情で『心を痛めた全ての方々、本当に申し訳ありませんでした』などと謝罪した。

さらに『このままジャニーズという名前を存続させるべきなのか』と社名についても言及。『外部の方とともに全てを新しくし、透明性を持ってこの問題に取り組んでいかなければならないと思います』と、事務所改革のため創業以来60年以上続く社名を変更する可能性を示唆した。

なぜ、社名変更なのか。芸能関係者は『加害者とされるジャニーさんの名を冠した社名では、スポンサー契約や所属タレントの海外進出に大きな影響がある。性加害問題は、海外では日本国内とは比較にならないくらい厳しい目で見られますから』と指摘する。国民に浸透し一大ブランドになっている社名を変更すれば、そのインパクトは大きく、イメージも刷新できるという狙いがある」(スポニチアネックス 5月22日 5:30配信)

しかし、同紙の「記者の目」の見方は厳しい。