YouTubeで情報を深く吟味する

3【YouTube】自分の“好き”を深める。そしてプロセスを知る
【生の声】インフルエンサーの解説動画の中で紹介されている商品の使い方を見ることで、本当に必要かどうかを吟味する場になっている。

YouTubeは「欲しい!」と思ったものの詳細情報を動画で知りたいときに活用されています。「コスメの発色などは別のSNSでも確認できるけど、YouTubeではそのコスメを使ってどのようなメイクができるのか、もセットで知れる」という声も聞かれており、長尺の動画であることから、よりリアルな情報を得られると捉えられているため、商品に対する検討度はInstagramやTikTokよりも深いケースが多く見られます。

Instagramと同様、購入後に自分が使用するイメージを膨らませることに繋がっていますが、YouTubeは手入れの方法や着回し・クリーニング方法など、実務的な解説が多いことから、主観的な利用イメージを構築するために活用されています。

YouTubeはプロセスを確認する場所でもあります。道順や、旅行先での観光スポットの回り方など移動に関する視覚的な情報を得る場所にもなっています。

詳しい口コミはTwitterで知る

4【Twitter】テキストで詳しく知る
【生の声】Twitterはニュースとか、世の中で何が今注目されているのかを確認する場所。

Twitterは時事問題や世間の一般的なトレンドを知る場として活用されていますが、商品に関してより詳細な口コミや解説を確認できることが特徴です。

Z世代は、主にタイムラインかトレンドの欄を確認しており、タイムラインには自分がフォローしている人を中心に、興味のある情報が集約されています。

写真=iStock.com/grinvalds
※写真はイメージです

またトレンド欄については「トレンド欄に季節のイベントやキャンペーンが入っていると、意識して購入するきっかけになることがある」という声もあり、世代問わず注目している世の中の動向に合わせた消費行動のきっかけにもなっているようです。

このように、彼らは各SNSのアルゴリズムも含めた特性も理解しており、情報の質や深度を自分の意思とタイミングで調節しています。

またSNSでの情報収集において、投稿そのものだけでなく、コメント欄も確認するようにしているのも、Z世代の特徴です。

これは「同じ商品を購入した人や、購入を考えている人が、どう評価しているのか」が、彼らの意思決定には重要な情報であることが関連しています。