インスタは「自分の好き」が集まる場所

これは情報過多である現代において、情報の波を乗りこなすために必要なスキルともいえます。そしてZ世代は、各SNSの特性を理解し、求める情報に合わせてプラットフォームを使い分けています。端的には以下の4つのケースに分類されます。

1【Instagram】自分の“好き”が集まっている場所
【生の声】この商品はどんな人が使っているモノなのかを確認する。

女性の7割にとって、新ブランド・商品の認知のきっかけとなっているInstagramは、自分の好きなモノやコトが詰まっているSNSだと認識されています。

主にストーリーズ・フィード投稿・おすすめ欄で受動的に情報に触れることがスタンダードとなっていて、自分の好きな世界観に合うモノやコトが集まる環境であることが利点です。

そして、さらに知りたい情報がある場合にハッシュタグ検索を活用し、能動的な情報収集に切り替えます。インタビューでも「ハッシュタグが付いている投稿件数だけじゃなく、投稿されている写真のテイストから、自分と同じ世界感が好きな人たちからどのくらい人気があるアイテムなのかを確認する」と言う声も聞かれており、商品購入後に自分が使用する場合、「周りからどう見られるか」というイメージを客観的に構築する場にもなっています。

集まってスマホを使用する人たち
写真=iStock.com/PeopleImages
※写真はイメージです

自分の世界が広がるTikTok

2【TikTok】新しい“好き”が見つかる
【生の声】Instagramは自分の好きなモノが集まるようになっているけど、TikTokは「キミ、こういうのも好きじゃない?」って、少し違う角度からおススメしてくれる。

Instagramは、アルゴリズムによって自分の好みに最適化されているため、ど真ん中で好きなモノは見つかるのですが、少しずらした視点から「こんなものも好きなのでは?」という提案をしてくれるのはTikTokが適していると認識されています。そのため、新しい好きなモノを探しに行く場所として適しているようです。

またTikTokでは、能動的に検索をするというよりも、おすすめ欄をひたすら見ていくことで新しい情報に触れているのも特徴です。