良質なたんぱく質を摂取することで疲れにくい身体に

疲労回復に有効な栄養素は、糖質よりもたんぱく質です。糖質ほど急速ではありませんが、きちんとエネルギー源になってくれますし、たんぱく質には筋肉合成のスイッチとなる「BCAA(分岐鎖アミノ酸)」が含まれているので、筋疲労の回復効果が期待できます。体の疲れを改善するには、たんぱく質がもっとも有効なのです。

小林弘幸『お腹いっぱい食べても太らない医師が発案した たんぱく質ダイエット』(ワニブックス)

さらにたんぱく質に含まれる必須アミノ酸のひとつ「トリプトファン」は、幸福ホルモンの「セロトニン」を増やします。セロトニンは、脳の活性化や集中力を高める効果があり、脳の疲労感も軽減してくれます。

また、メンタルを安定させる働きもあるので、ストレスを感じた時にも最適です。仕事の合間など休憩で間食する場合は、ヨーグルトやチーズ、小魚、ナッツ類、プロテイン入りのシリアルバーなどがおすすめ。コンビニなどで買う時はできるだけ、高たんぱく・低脂質な食品を選ぶのがポイントです。脂質が少なくヘルシーなサラダチキンを小分けにして食べるのも満足感が高く、いいでしょう。

ちなみに私は、とても疲れにくい体質なのですが、日頃の高たんぱくな食生活が関係していると思います。「たんぱく質の摂取が足りていないと、疲れを感じやすくなる」という研究結果も出ていますので、疲れた時だけでなく、日頃からたんぱく質をしっかり摂っておくことが毎日を元気に過ごすコツです。

疲れやすい体質の人や日々忙しく過ごしている人こそ、糖質に頼らず、たんぱく質をしっかり摂る食習慣を心がけてみてください。

関連記事
「10万人の胃腸を診た専門医が警鐘」日本人の約5割が毎朝食べている胃腸に最悪の"ある食べ物"
「寝たきりになりたくなければ、ファミレスで"目玉焼きハンバーグ"を頼みなさい」医師がそう勧める理由
「1日2本を2週間」をやってみてほしい…順天堂大学教授が「バナナ腸活」を提唱するようになったワケ
「時間がないから昼食はゼリー系飲料」は禁物…現役医師が「パパッと栄養補給」に最適だと推す"ある食べ物"
5リットルの業務用ウイスキーが2週間で空に…女性ライターが直面した「ひとり家飲み」の危険性