上司への不満は「大人」の涙

上司もまた、「人間」です。職場でのポジションが違っても、完璧な存在ではありません。そんな人と人が付き合う以上、必ずそこに不満が生じます。大なり小なりみな、それぞれの不満を抱えながら働いています。

上司への不満がおさまらないあなたは、自分に対する責任感が強い「大人」なのかもしれません。アレコレと仕事のタスクをこなさないといけない、頑張っているのだけれども、どこかでボロが出てしまう、たちまちそこを上司に指摘される。

上司はミスを指摘するばかりで、何もしてくれない……するとどんどんと不満が募ってきます。あなたの責任感が「できない姿」を見せることをよしとせず、無理を続けた結果、心のSOSが上司への不満として表れているのではないでしょうか。

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子どものころは悲しいことがあると、自然と涙が溢れました。泣くことで感情を発散させ、耐えることができました。けれども「大人」になると、理性で感情を抑えることが当たり前になり、いつの間にか「泣く」ことがすごく難しくなる。あなたの口から出る上司への不満は涙の代わりなのかもしれません。

不満を覚えたときにやってはいけないこと

こんなとき、私たちはつい感情的になり、怒りや嫉みの感情に心を支配されてしまいます。

しかし、いくら不満があったとて、

•相手を陥れるような悪い策略を企てない
•ウソをつかない
•攻撃しない

結局、このような行いは身を滅ぼすばかりか、相手に自分の気持ちを正しく伝えることもできなくなってしまいます。

あなた自身を滅ぼさないために、カッとなって行動するのではなく、「やってはいけないことをやらない」ことがまずは大切です。それでも不満が消えなければ、次のブッダのことばを思い出してみてください。

怒らないことによって怒りにうち勝て。善いことによって悪いことにうち勝て。わかち合うことによって物惜しみにうち勝て。真実によって虚言の人にうち勝て。

(『ブッダの真理のことば』223)

モヤモヤが少し落ち着いたら、不満を糧とする方法を考えてみましょう。