2031年春、新幹線~東京から直通4時間半

現在、東京駅から新函館北斗駅までつながっている北海道新幹線が、札幌駅まで延伸される。新函館北斗と札幌間の線路延長約211kmとなり、総工費は約1兆2400億円の大プロジェクトだ。新函館北斗(開業済み)に加え、新八雲(仮称)、長万部、倶知安(ニセコ)、新小樽(仮称)に途中駅が設置されることになり、2030年度の完成を目指している。

JR北海道では東京―札幌間の所要時間4時間半を目指すとしている。現在は航空機(羽田―新千歳)で約1時間45分かかり、羽田までの移動や新千歳からの移動、手続きや乗り継ぎを勘案すれば、新幹線にも十二分に勝機がありそうだ。

JR東日本で導入されているファーストクラスである「グランクラス」やグリーン車の利用で、より快適な旅とすることもできよう。羽田―新千歳間は、1日当たりの定期運航数が世界最大級の航路である。年末年始などを除けば、航空会社や時間帯を選ばなければ、直前でも飛行機が取れないということはまずないはずだ。これは実は、大変大きなアドバンテージだ。しかし、雪など自然災害には弱い。雪にも強く、定時制と安全性の高い北海道新幹線の札幌延伸は、JR北海道の採算性の問題はあるものの、積雪量が多い北海道にとっては、交流人口の増大、交通利便性の向上、年間を通じた観光振興などに大きな効果をもたらすことになる。

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5億円のタワマンも登場

建設ラッシュが続くタワマンにはどんなものがあるのか。

札幌駅直結の超高層マンション「ONE札幌ステーションタワー」は、2023年12月竣工、24年春に入居開始を予定だ。地上48階建て高さ175メートル、全624戸は道内最大規模だ。オーナーズラウンジをはじめ、和洋室など6種類のゲストルームを完備。29階には札幌の街並みを一望できるスカイラウンジやパーティールームもある。札幌駅直結のため大雪の日の移動に悩まされることもない。価格は5000万円台から5億円であり、大和ハウス工業によると、第1期・第2期1次とも完売したという。

2023年度に開業する複合施設「moyuk SAPPORO(モユクサッポロ)」。地上28階建て高さ117メートルの建物は、商業施設や水族館が入居し、9〜28階を大京の「ライオンズタワー札幌」(全133戸)が占めることになる。地下街と直結し、最高価格は上層階の2部屋(約150平方メートル)の約3億3000万円。最も安い部屋でも7800万円台だ。

これら2つのタワマンは、札幌や道内だけでなく、日本経済新聞の首都圏版でも全面カラー広告が掲載されたため、見覚えのある読者も多いかもしれない。

購入者層は、50歳以上の開業医や自営業などいわゆる富裕層が多く、札幌市内4割、道内3割、東京など道外3割といった割合だ。購入目的は、セカンドハウス・投資用と自宅用が半々のイメージだ。