命を懸けることでメッセージを伝えようとしている

「一歩間違うと、『入れ!』みたいになるから、同調圧力の強い日本では確かに問題はありますが、飛び降り自殺とか他人を巻き込むリスクは下がりますよね」

インベカヲリ★『「死刑になりたくて、他人を殺しました」無差別殺傷犯の論理』(イースト・プレス)

安楽死マシンを使って、いつでも好きなときに百パーセント死ぬことができるなら、それが安心材料となって、自殺も他殺も減るのかもしれない。しかし、当人を自殺に追い詰める、根本の「生きづらさ」への問題解決にはなっていない。

「やっぱり子どもの自殺には復讐が含まれると思うんですよ。子どもって言葉が不十分だから、それくらいやらないと伝わらないと思ってる。死が、いじめた相手や無関心な人々へのメッセージではないかと感じます。みんな忘れられなくなるし。だから、遺された人たちへの復讐を含む自殺もあり得ると思います」

人は追い詰められると、「命」を使って訴えようとするものなのか。

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