働く女性が最初に選ぶべきは高級感のある「自立する」バッグ

床置きを前提とするビジネスにふさわしいバッグの第1の条件は、

床に置いても倒れない“自立するバッグ”

床置きで自立するには、ある程度の大きさはもちろん、素材感も大切。

フニャッとした布やナイロンのバッグでは、床置きにした際、必然と倒れてしまう。倒れたバッグは、相手からすれば、まるで床に放り出したように見え、意図せずに、“だらしない人”という印象をもたれる危険がある。もちろん、最初は立てたつもりでも、会議中にバタッと倒れてしまうものもNG。床置きした際に美しく自立するバッグは、それこそ、もつ人への信頼感はもちろん、その人自身を美しくみせてくれさえもする。

第2の条件は、“見た目の高級感”

自立する点からみても、素材は革のようにハリ感があるものをチョイスするのが正解だろう。キャリア女性であればなおさら、合皮よりは本革を選びたい。ただし、いくら本革で高級でも、ひと目で「どこのブランド」なのかわかるようなタイプは避けたほうが無難。本革の高級感は、目の肥えた相手であればひと目で“いい素材”だとわかるし、ていねいにつくられたものは、それだけで品格が備わっているもの。バッグのブランド名で勝負するよりも、持つ人の品をバッグに添えることが大切だ。

撮影=小林美菜子
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第3の条件は、“A4が折らずに入る大きさ”

革素材で自立するとはいえ、あまりに小さいハンドバッグもビジネスには適さない。小さなバッグを床置きにすれば、モノを“ぞんざいに扱う人”のような印象を与えてしまいがちだし、特にクライアント訪問時はこうした小さいバッグは避けたいもの。

現在、日本企業では書類はA4サイズが基本。小さすぎるバッグでは相手が差し出した書類を収められないため、帰り際に相手の目の前で折りたたみ、小さなバッグへ押し込んだり、書類をむき出しで持ち歩くことになったり……こうした行為は“失礼な人”といった印象を与えかねない……。

相手から受け取る書類は、折ったり曲げたりするのはNG。A4サイズの書類を折らずに収納できる大きさは必須といえそうだ。