「A4の紙1枚」に毎日メモを書いて夢を叶える

第2位は『神メモ』でした。

原邦雄『神メモ』(すばる舎)

「やりたいことはあるが思い通りに進められていない」——そんなあなたは、本書の著者が15年間、1日も欠かさず書いてきた「神メモ」を試してみませんか。

このメソッドは、A4サイズ1枚にメモを毎日書くことで、目標達成や夢の実現が可能になるというもの。やるべきことの優先順位を明確にすることができるため、時間を効率的に使えて、大きな成果を残せるのだといいます。

「神メモ」は、4つのステップで書き進めていきます。具体的には、すべてのタスクを紙1枚に見える化する→長期的な目標やミッションを書き出していく→今の生活を支えるものを記入する→仕事とプライベートをバランスよく充実させてくれる「土台」を書き出す、という流れです。

著者はこのメソッドを実践することで、多くの夢を叶えてきたといいます。あなたがもし現状にモヤモヤしているなら、紙とペンを用意し、本書を手に取ってみることから始めませんか。

「営業の達人」が教えるコミュニケーション術

第3位には、『無敗営業 「3つの質問」と「4つの力」』、『無敗営業 チーム戦略』と、営業術のベストセラーを連発する高橋浩一さんの著書『気持ちよく人を動かす』がランクインしました。

高橋浩一『気持ちよく人を動かす』(クロスメディア・パブリッシング)

部下や同僚に資料作成を頼む、商談相手に「検討してご連絡ください」と依頼する、家族に家事の当番を代わってもらう……私たちは日常的に人を動かしています。

あなたはそんなとき、相手を言い負かしたり、自分の都合だけで相手に指示したりしていないでしょうか。その状態で相手が動いてくれても、期待するパフォーマンスは望めません。納得し、気持ちよく動いてもらうことが大切なのです。

本書では、相手に気持ちよく動いてもらうためのスキルとメソッドが紹介されています。カギとなるのは、競争ではなく共創、つまり疑問や反論を活かして結論を進化させるディスカッションです。

「共創するディスカッション」を実現するために重要なのは、気持ちのよい合意をして相手が動く「最高の状況」と、相手との関係が崩壊する「最悪の状況」、その両方を想定して準備しておくこと。そうすれば、臨機応変に対応でき、安心してディスカッションを進められるのです。

営業に携わる方はもちろん、同僚や家族とのコミュニケーションを改善したい方にも役立つ一冊となっています。