嫉妬心が強くなったら「しこ踏み」を

嫉妬というのは、危険な感情です。単なる嫉妬だけなら、時間とともにおさまっていくかもしれませんが、嫉妬の気持ちをメラメラと燃やすと、それこそ自分は何も失っていないのに、人の価値が上がっていることで、あたかも自分の価値が下がったように思ってしまう。嫉妬のあまり、人と自分を比較することに意識が向いてしまっているのです。これでは自分の人生を生きているとは言えません。もったいないことです。

撮影=Hiroshi Homma

そういった強い嫉妬心がわいたら、どうすればいいか。まずその嫉妬心の奥底にどういう気持ちがあるんだろうと深く瞑想的にとらえてみてください。

その訓練として、ぜひ試してほしいのが「体に意識を戻す」ことです。頭の中でコントロールしようとすると「悔しい」「負けた」といった反応に振り回されてしまうので、植物でいうところの「根」を意識して、体をひとつずつほぐしてみましょう。

おすすめは「しこ踏み」です。足を上げ下げして大地を踏みしめるこの動作は、自然に足元に意識がいき、自分の奥底にある気持ちとリンクしていきます。

私がしこを踏むときは20回ぐらい。特に心がけているのは、片足立ちになる瞬間をなるべく長くキープし、足を曲げたり、伸ばしたりといった動作もていねいに行うことです。

そうやって自分の体にフォーカスして、自分の根っこに向き合うようにすると、他人と比べて嫉妬するという気持ちも、だんだんと薄れていきます。

周囲から嫉妬されたら

嫉妬をするほうも辛いですが、嫉妬をされるほうも辛いですよね。特に最近は女性活躍のもと、女性が先に昇進すると、男性からの嫉妬を感じるという話をよく聞きます。そういった社会は早く変わってほしいものですね。

周りからの嫉妬をかわすには、いつも「応援」の感覚を持っているといいと思います。

好きなミュージシャンやスポーツ選手を応援するように、一緒に働く人たちの昇進や活躍を応援する。応援しつづけている人は、ポジティブなエネルギーを発しているので、同じように応援されるでしょう。

これがいちばんの嫉妬のバリアになります。応援のメッセージというのは、はっきりと出したほうがいいですね。