個別の国や会社ごとに具体的な目標を
このように、貧富の差があり、文化の差があり、考え方の差がある以上、世界全体で共通の目標を達成するなんてできるはずがないのです。
僕はSDGsのような、全世界で取り組む必要があるような大きな目標ではなく、個別の国や会社ごとに具体的な目標を提示していったほうが未来はよくなると思います。
世界的な統一目標は達成が困難すぎるため、積極的に取り組むよりも「なんとなくやっている感」を出しているほうが得をする状態になってしまいます。
ファッション的に環境問題を口にする傾向は、先進国を中心にこれからもどんどん出てくるでしょう。
実現可能性を無視して、達成できない目標を掲げていては、またグレタさんに「合意ばかりで実現していない」と叱責されてしまいます。
環境問題について考える際には「それは本当にエコなのか? そして、実現可能なのか?」という問いかけが必要なのです。