漫然とポイントを貯めている人は「いい買い物」ができない

では、逆に買い手にとっての「ダメな買い物」は何でしょう。

橋本之克『9割の買い物は不要である 行動経済学でわかる「得する人・損する人」』(秀和システム)

まずフレーミングに惑わされて、本当に得な選択がどれかわからない状況です。あるいは、保有効果とは何かも知らず、漫然とポイントを貯めている状況もよくありません。

現在では売り手が、買い手の「無意識の心理」に仕掛けるケースは増えています。また、その手法も多様になり、洗練されてきました。

したがって買い手も、心理に関して知らなければ、同じレベルに立つことができず、よい関係を結ぶことも難しいでしょう。「いい買い物」をしたいのであれば、知識を備えることは必要条件だと言えそうです。

 
■損しないポイント
・自分で思っているほどポイントカードは得しない
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