ひとり娘が出産のために里帰り、またメニエールでダウン

2017年11月初旬、関東に住むひとり娘が出産のため里帰りした。

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看護師だった娘は、数年前に流産を経験して以降、不妊治療に挑んでいたが、父親の多発性骨髄腫が発覚してからは、「早く孫の顔を見せてあげたい」と思い、不妊治療に専念するために退職。3月には妊娠していることがわかった。

11月半ばの妊婦検診では、「子宮口の開きは1センチ、分娩はまだ先でしょう」と言われたが、翌日の夜、娘が「胎動とは違う痛みがある」と言い、痛みの回数や時間をチェック。数時間チェックしていると、3~4分間隔で痛みが襲ってきているという。

22時ごろ、知多さんは娘の不安を解消するため、車で病院へ向かう。産科でいろいろと調べてもらったが、異常なしということで帰路につく。しかし0時半を過ぎた頃、娘は再び痛みに顔を歪め始める。

「その痛がりようは陣痛じゃない? 朝になったらもっと痛くなるよ。病院行く?」

と知多さんが言うと、「お母さんの車だと不安」と答え、娘は夫に連絡する。そうしているうちに娘は破水。悩んだ末に知多さんが119番をすると、駆け付けた救急隊員は、「破水したときは迷わず呼んでください。救急車の中で出産された方もいらっしゃいます」と言ってくれた。

病院到着から3時間半後、娘は無事男の子を出産。明け方には娘の夫が合流した。娘が退院する日、知多さんはまたメニエールでダウン。慌ただしい日々で体が悲鳴を上げたため、じっくり静養することにした。

夫は初孫にメロメロ。四六時中抱っこを続け、12月末に娘たちが関東へ帰ってしまうと、とても寂しそうだった。