神社で「願かけ」をする人の根本的勘違い
運を先に求めるのではなく、「結果として運に選ばれる」という感覚こそ重要だ。そのためには、常日頃、運に選ばれるように準備をしておく必要がある。
「あの人は運がいいな」とまわりから思われている人がいるだろう。そういう人はよく観察すると、運に選ばれる方法をごく自然に実践しているものだ。普段の生活や仕事の中に、運やツキをもたらす“素材”をたくさん持っているのだ。
素材といっても、特段難しいものではない。運に選ばれるような努力や工夫が、運をもたらす素材であるからだ。
運やツキに恵まれていない人ほど、神社などで「どうか、いいことがありますように」などと願をかけたりする。しかし、漠然と運を願うだけでは、運はその人のところにやって来ない。
私も毎年初詣に行くが、神様に願いごとをするようなことはない。神殿に向かって手を合わせながら思っているのは、「1年、また無事に生きることができました。ありがとうございました」ということだけだ。今ここに居ることへの感謝の気持ちを、ただ捧げる。
運を当てにせず、運に選ばれるような努力と工夫を日々重ねていく。それが、運に恵まれるうえでもっとも大切なことだ。
「これからやります」はダメな人の共通点
「仕事がデキる人」と、何をやっても結果が出ない「ダメな人」。このふたつを分けるものがあるとすれば、それはいったい何なのか。
麻雀を通してあらゆる世界の人間を見てきた。「ダメな人」を見ていて感じるのは、「これからやります」という姿勢の人が多い、ということだ。
すべてが「これからやります」の状態というのは、要は仕事が遅いということ。丁寧で遅いのならいいが、そうではなく、段取りをちゃんとつけないまま仕事を進めたりするため、無駄やミスが多い。